律「べいびーべいびー」
律「べいびーべいびー」
0005以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/01/04(火) 15:27:16.13ID:COILw5zm0
「え…?」
「やっぱり、だめ、かな…。」
「…。」
練習が終わったあと、忘れ物に気付いて教室に戻ってきた。
置き勉なんてするからこうなるんだと澪の小言を右から左に流しながら、私は走った。
教科書を鞄にしまっていると、ガラリと引き戸の開く音がした。
振り向くとそこにはムギがいて、真剣な顔で私にこう言った。
「りっちゃん、私…りっちゃんのことが好き。」
にぶい私でもこれには流石にピンときて。
何言ってんだよと笑い飛ばすことすらできずにただ佇んでいた。
「だからね、その…付き合って、欲しいな、って…。」
そうして冒頭。
間抜けな声を発しながらムギを見る。