凛「しあわせであるように」
凛「しあわせであるように」
2: 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/01/01(金) 04:00:04.54 ID:gA0MRO7W.net
ふわふわ浮かぶ綿菓子のような雲。キラキラ光るダイヤモンドのような星。
なんだか体がぷかぷかする。目を開けるとそこには満天の星空。
あれ?ここはどこだろう。でもなんだか、とても気持ちいい。
「おーい、凛ちゃーん!」
声がする。凛の大好きなあの子の声。
「かよちん?」
たくさんの星が煌くなかにひとつ、一際輝く大きな星。
「みんな待ってるよ。行こうよ!」
その星は凛のもとまで飛んでくる。やっぱりかよちんだ。その星は羽根の生えたかよちんに変わった。
「凛ちゃんだ!」
「凛ちゃん🎵」
「凛!」
「早くしなさいよ、凛」
「凛ちゃんやん!」
「凛、待ってたわ」
「凛、あんたがいないと始まらないわよ」
温かい。近づくにつれて心の底から湧いてくるこの感情。みんなに囲まれて、すごくいい気持ち。
あぁ、しあわせだなぁ。
そんな気持ちに包まれながら、凛は静かに目を覚ます。夢か。でもなんだか、夢の中だけど、楽しかったなぁ。







