僕「僕は変態ですか?」
僕「僕は変態ですか?」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/25(木) 22:05:56 ID:xtG3pLrI
音が絶え間なく鳴り続く。
なぜなら季節が夏だから。
蝉時雨。陽炎。入道雲に青い空。
“夏の”という形容詞がよく似合うそれらは、代わる代わる音を鳴らすのだ。時に喧しく、時に厳かに。
そうした中に聞こえてきたのは、一年中代わり映えしない学校のチャイムであり、自分の口がついたため息であった。
今日。僕の住むこの小さな村の七月一日は、梅雨明けもまだという東北地方を鼻で笑うような猛暑だ。
それはなにも、今朝方廊下にある大きなカレンダーをめくったからではなくて、だからましてやそこに描かれているしなやかな朝顔たちのせいでもなくて、実のところ二週間ほど前から始まっている夏をただ継続しているだけなのだ。
青年「う・・・・あじぃ」
だから、この隣で椅子の背もたれにもたれにもたれている青年――彼は僕の友人である――が、そんなじとっとした目で僕を見ても、僕にはどうすることもできないのだ。
それでも友人には変わりないのだから、社交辞令的にも、「暑いね」とだけ簡素な相づちは打っておくことにする。
僕「うるさい余計暑くなるから黙れ」
・・・。
夏の暑さは怖い。本当に。
転載元:僕「僕は変態ですか?」







