ミカサ「血文字の伝言」ズンチャカズンチャ♪

ミカサ「血文字の伝言」ズンチャカズンチャ♪

3 :♪あのひとのパパに会うために 今ひとり立体機動中:2013/08/04(日) 00:52:15 ID:yQk4ml3g
兵舎が寝静まる夜明け前、まだ朝霧立ち込める中、彼女―ミカサ・アッカーマンは一人装備の点検をしていた。

ミカサ「ベルト―良し。」グッグッ

ミカサ「操作装置も―問題ない。」カチカチ

本体の方も、昨日点検したばかりだから、きっと異常はないだろう。
胸ポケットに入れていた紙を取り出し、もう一度確認する。

グリシャ・イェーガー―エレンの父であり、彼女の”父”であり、また医師である男―らしき人物の情報がこと細かに書いてある。
ご丁寧に似顔絵も添付されているが、こちらは昔の記憶にあるものとは似ても似つかない。
丸眼鏡はそのままだったが、頬がこけ、髭はなく、何より特徴的だった長髪がばっさりと切られて短髪になっていた。

最初、街で噂話を立ち聞きしたときは彼女も耳を疑った。「クロルバ区の方に”グリシャ”という腕の立つ医師がいる」と。
そのとき一人だった彼女は話をしていた女性たちに詰め寄り、ことのあらましを問いただした。
得られた情報はわずかだったが、その後度々一人で街に出ては情報収集に専念した。
エレンやアルミンに頼らなかったのは驚かせたいということもあったが、万が一彼らに頼ることのできない”重大な問題”が起きたとき、最終手段としてとっておきたいという気持ちの方が、ひょっとすると大きかったのかもしれない。
そして、その“重大な問題”は彼女が予想していたより、かなり早く起こった。

そんなわけで彼女は今、立体起動装置をつけてクロルバ区へ一直線に向かおうとしているのだった。
ミカサ「絶対に…見つけ出す」

そう呟くと同時に、彼女は崖めがけてアンカーを射出した。 

 

 

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