勇者「ニートになりたい」 後編

勇者「ニートになりたい」 後編

勇者「ニートになりたい」 前編 

勇者「ニートになりたい」 中編

500: ◆7Ub330dMyM 2018/02/05(月) 10:53:01.39 ID:fQ/B2oVuO

魔法使い「あれって回復魔法っ? 武闘家! モンクって魔法使えるの?」

武闘家「ん? ん~、えーと、き、聞いたことがあったよーな。体内で練りこんだチャクラを分け与えると」

僧侶「ブフッ……だめっ、こらなきゃっ」プルプル

魔法使い「しゅごい。あんだけ強くて、回復まで。完璧な人ね」

魔法使い「求婚されたら、オーケーしちゃうかも。ケーオーされちゃうかも……いやぁ~ん」クネクネ

戦士「惚れ惚れする強さだ。あたしの師匠よりも、強い。勝てる人間がいるのかとさえ思う」

ガンダタ「う……」ピクッ

マク「(全快させても面倒だからな。これぐらいでいいか)」チラッ

魔法使い「あっ、だめっ。目が合っちゃった。妊娠しちゃいそう。むしろ子供ほしい……」ジュル

僧侶「ぶーっ、くっくっ、よだれでてますよぉっ」プルプル

マク「(ウチのメンツも満身創痍って感じだな。回復してやるか)」テクテク

戦士「あっ、あの……?」サッ

マク「(ベホマ)」ポワァ

戦士「治して、くれるのか。あ、の。あ、ありがとぅ」

マク「(ゆでダコみたいになっちゃってまぁ)」ポワァ

魔法使い「うらやましい……わ、私も怪我してれば……折れた剣、折れた剣はどこ」カサカサ

武闘家「傷つけるなら戦えよ!」

魔法使い「女の戦いよ! 武闘家にはわからないんでしょーけどね!」クワッ

戦士「(凄まじい治癒力だ。それに光が、暖かい)」ぽーっ

魔法使い「見なさいよ! あの戦士の表情! 軽くイッてんじゃないの⁉︎」

戦士「……ばっ、バカなこというなぁっ!!」ボッ

マク「(マジでうるせぇ。これぐらいでいいだろ。次)」テクテク

武闘家「アタイは、いい」プイ

マク「足、見せてみろ」ボソッ

魔法使い「あーーーっ! 武闘家だってなに黙ってやらせてんのよ!」

武闘家「うるさいなっ!」

マク「(無理したなこりゃ。ベホマ)」ポワァ

武闘家「なんで、そんなに隠すのさ」ボソ

マク「……」ポワァ

武闘家「ちゃんとしてれば、アンタだって、それなりに……」

マク「黙っててくれてるのは、感謝する」ボソ

武闘家「……別に、いいケド」

魔法使い「ね、ねぇっ⁉︎ 小声で喋ってない⁉︎ マク様喋っていいの⁉︎」

マク「(目ざとい)」

武闘家「なんでそういうとこばっかり気づいて別のことは気がつけないんだよ!」

僧侶「イメージの固定化でしょおねぇ~。この人はこう、そう思ってるからわからないんですよぉ~」

マク「(よし、これなら歩けるはずだ)」スッ

武闘家「マク。あとのことはアタイたちにまかせてアンタは行きな」

魔法使い「ちょっと武闘家! マク様を気やすく呼び捨てッ⁉︎」

戦士「武闘家は、マクさんと兄弟弟子なのか? あの、あたしにも紹介を……」モジモジ

武闘家「きっしょくわるいんだよ! アンタたち!」

魔法使い「独り占めしてんじゃないわよ! そうやってほかの女を遠ざけてんでしょ⁉︎」

僧侶「わ、わたし、我慢するの、限界ですぅ~、あはっ、あははっ」

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