お見合い勇者
お見合い勇者
勇者「いえ、しかしどうしたのですか?」
王様「勇者よ、旅はどのあたりまで進んだ?」
勇者「現在魔王城の手前の村でいつ攻め込むかと会議を行っていたところです」
王様「そうか。タイミング的にはちょうどよかったな」
勇者「?」
王様「勇者よ、実を言うと魔王から和平の申し入れがあった」
勇者「!そ、それは本当ですか!?」
王様「ああ。しかし・・・和平とするには条件が・・・」
勇者「条件・・・なるほど・・・いえ、しかたがありません。いくら戦争とはいえ一国の王を討伐しようとしたのです。私の首でよければ喜んで・・・」
王様「何を勘違いしている。あっちの出した条件は姫を・・・我が娘を魔王の息子、魔王子の嫁にすると言う事だ」
勇者「な!?姫を・・・魔王子の嫁に・・・」
王様「・・・」
勇者「・・・」
王様「・・・」
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