魔女(♀)「まったく……お前は本当に筋が悪いな。向いてないから今からでも魔法家は廃業したらどうだ?」

魔女(♀)「まったく……お前は本当に筋が悪いな。向いてないから今からでも魔法家は廃業したらどうだ?」

1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:27:19.690 ID:NIwSofpUd.net
魔女「だいいち発動するまでの工程で最も肝要な詠唱がまずままならない。ろくに口が回っていないじゃないか。」

魔女「木偶の坊のお前がいくら焦って唱えたところですべては裏目。無才なら無才らしく、もっと落ち着いて唱えることだな。」

魔女「……ほーう?無才がずいぶんと偉そうな口を叩くじゃあないか。それなら……そうだな、クククッ……♪」

魔女「……ほら。私はこうして手を広げておいてやる。抵抗もしない。だから、お前自慢のその“おまじない”で私に危害を加えてみろ。」

魔女「どんな強力なものでもいいぞ?肌やローブに傷をひとつでもつけたなら、お前のこと少しは認めてやろうじゃないか。」

魔女「ほら、どうした?あれだけ言っておきながら、もしや怖くなったわけじゃあないだろう?ほらほら、小憎らしい私の顔に傷をつけてみろ。」

魔女「………………ぷっ。ふっ、ふふっ……あっはははははっ!!なぁんだそれはっ?私のところまで届いていないじゃないか!っはははは!」

魔女「やはり無才は無才!お前に才能など一欠片もないみたいだなあ?これではいくらやってもやるだけ無駄。大人しく杖を折ったらどうだ?」

魔女「なあに、なにもそのまま出ていけとは言わん。お前さえよければこのまま私が小間使いとして飼ってやるぞ?」

魔女「最低限の衣食住は保証してやる。が、散々コキ使ってやるぞ?素材の調達から魔導書の写本書き、ありとあらゆる雑用をお前にさせてやる。……フフフ。」

魔女「まあ、じっくり考えておくことだな。人間の寿命はあまりに短いのだから、無駄な時間だけは過ごさないことだな。」

魔女「……さてと、玩具で遊んでいたら腹が減った。飯にするぞ。さっさと作れよ、小間使い?ククッ、あははははっ!」

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