とある上条佐天の恋愛模様
とある上条佐天の恋愛模様
佐天「(はいっ!そんなワケでやってまいりました第七百、えっと……?62回ぐらい?)」
佐天「(――のっ!『お兄ちゃんの寝顔見ようぜっ!』コーナーのお時間ですっ)」
佐天「(お相手はみんなのアイドルっ上条(予定)涙子っ18歳ですっ!)」
佐天「(えっ18歳じゃない?サバ読み過ぎだ?)」
佐天「(いーんですよぉもぅっ!色々と厳しいご時世なんですからっ)」
佐天「……」
佐天「(かかってこーいアグ○スっ!やったンぞっ民○党っ!潰してみやがれ有○イミフと特定日本○っ!)」
佐天「(さーて、現時刻は朝のっ4時半っ!起きるには早いそんな時間でありますっ!)」
佐天「(当然我がお兄ちゃんも眠やがっている訳でっ!)」
佐天「(この隙にあんな事やこんな事をしようかと、苦節三年っ!)
佐天「(当っ然まだスヤスヤとスリーピングビューティのように眠っているお兄ちゃんへっ!)」
佐天「(あたしがイタズラ(含む性的)をしようと画策しているのでありますっ!)」
佐天「(それでわっテレビの前の皆さんサヨウナラッ!)」
佐天「(こっから先はあたしとお兄ちゃんのプライベートになりますので、残念ながら中継はここまでって事で!)」
佐天「(いやーすいませんねー。いやでもほらアレですってば、やっぱその、色々と恥ずかしい訳ですし、ね?)」
佐天「(でわでわ、上条涙子(予定)は今っ、いまっ!名実共に一つ――)」
上条「――何やってんの?」(後から)
佐天「」
上条「トイレから戻ってきたら、何かくねくねしている涙子を見つけて思わず観察したんだけど、何やってたの?」
佐天「あ、あっれー?おかしいなー、ここあたしの部屋じゃないですよねー?」
上条「いやまぁ同じ部屋に住んでるんだから、同じっちゃあ同じだけども。ベッドはあっちだよな?」
佐天「で、ですよねー?いやだなぁあたしったらもう寝ぼけてっ!」
上条「と言うかもう何回目?むしろ毎日毎日俺の布団へ潜り込んでくるよね?」
佐天「それは仕方がないよっ。お兄ちゃんと一緒に寝てたんだもん」
上条「小さい頃はな」
佐天「お風呂だって一緒に入ってたし」
上条「それも小さい頃だよね?」
佐天「えっと……ごめんね、てへっ?」