ストーカー忍者(♀)「……おや…。また私の存在に気がつくとは…。」
ストーカー忍者(♀)「……おや…。また私の存在に気がつくとは…。」
1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/25(金) 02:40:25.848 ID:wDUKGnkq0.net
スト忍「どろん。…………ええ、そうですとも。またまた私ですよ。いつだって貴方のお側に。スト忍です。」
スト忍「……あ。…………こほん。スト忍でござる。にんにん。」
スト忍「流石ですね。また私の隠れ身の術が看破されてしまいましたか。……むっ。まさか○○さん、甲賀の者ですか。なんてね。てへっ。」
スト忍「ええ、ええとも。もちろんですとも。私は貴方の影。いつだって貴方のお側におりますとも。」
スト忍「貴方は私の主なのですから、影に潜むは自明の理。つまり、影であるなら多少の条例違反は不問とされるということ。」
スト忍「そうすれば私は合法的に貴方に付き纏うことが出来るのです。ふふ。忍たるもの、世の中の掟を掻い潜ってなんぼですから。」
スト忍「……いえ、貴方が私の主ですよ。決めましたから。というか、前々から決めていたこと。今更ごちゃごちゃ抜かしてももう既に後の祭りなのです。」
スト忍「私は忍の血を引く者…。時には時の権力者、時には朝廷の重臣、時には農夫に至るまで、あらゆる者に尽くして来ました。」
スト忍「それが現代に至るまで連綿と紡がれてきた忍の誇り。主の生まれや身なりはどうでもよいのです。ただ自らの命を賭すことが出来る相手であれば。」
スト忍「……主の基準、ですか?ええ、もちろんありますとも。小さい頃から読み聞かせられてきましたからね。古い文献にはこう書かれております。」
スト忍「フィーリング、と。」
スト忍「…………。」
スト忍「…………貴方は私のフィーリングにバッチリ引っかかったので、貴方をお守りするのです。そこに疑問の余地はなく、黙って大人しく私に付き纏われたらよいのです。」
スト忍「あんなことやこんなこと、色んなことを私に晒してハァハァさせたらよいのですよ。ほら、分かったらあっち向いた向いた。」
スト忍「……それじゃあ、アデュー。どろん。」