盗賊(♀)「やっほー!兄さん兄さんっ!どっこ行っくの~♪」
盗賊(♀)「やっほー!兄さん兄さんっ!どっこ行っくの~♪」
盗賊「そんじゃさっ、良ければあたしも連れてってよ!きっと買い物が終わるころには、買い物前よりもお金が増えてると思うぜっ!」
盗賊「使えば使うほど金が増える。ずばり!打ち出の小槌ならぬ打ち出の小娘っ!その名もあたし!」
盗賊「しかも娘を愛すれば愛するほどに額が増える良心設計!今回限りとは言わず、一家に一台どうですかっ!」
盗賊「…ちぇー。むぅ、いいと思ったんだけどなー。まあいいやっ!今日は今日!明日は明日の風が吹くってね!諦めてなんかやらないよー!」
盗賊「そんでそんでっ?今日はなにを買いに行くんだいっ?あ、荷物持ちは引き受けないからそのつもりでー」
盗賊「…?そりゃもちろんついて行くよ!男ひとりで買い物なんて惨めだろー?あたしがいればそこはたちまち花畑!人ごみが自ら道を開けること間違いなしっ!だよっ」
盗賊「ってなわけで、さっそくショッピングにしゅっぱーつ!!さてさて、お金持ちな殿方アンド淑女はおりますかなーっと」
盗賊「………ほぇ?ここは……な、なんとっ!噂に名高いじゅえりぃしょっぷとやらではありませぬかっ!」
盗賊「……むふっ…むっふふふ~!!やぁだもー兄さんったらぁん♪やること成すこと、いっつもキザなんだからぁーん♪」
盗賊「さてさてっ!ひもじいひもじい薄給兄さんは、一体どのお宝をお買い上げかなっ?あっ、あたしはもちろん給料三ヶ月分の指輪がいいな~」
盗賊「贈り先はあたしかなっ?はたまた………………大好きな大好きな彼女さんにでも贈るのかな…?」
盗賊「むっふふ~、兄さんったら分かりやすいなぁ!カマかけたつもりだけどっ、まさかホントにいるとは思わなかったよ~!」
盗賊「………でも…にひひ……あたしには関係ないね…。欲しいものは何がなんでも奪いとるよ…?だってあたし、盗賊だもん」
盗賊「兄さんはお宝、お宝を独り占めしてるワルモノは彼女さん…。ここで正義の盗賊、つまりあたしが華麗にお宝奪取!そして芽生える禁断の愛……ってね!」
盗賊「覚悟しててね、お宝さん…?いつでも義賊はあんたを奪えるんだから……。その気になれば、いつだって、ね?」
盗賊「………っつーことで!ずばりこのキレーな指輪は!あたしの左薬指にはめる用に買っておきなさいっ!あっ、安心して?……ここから盗むなんて、そんな無粋な真似……しないからさ」
みたいなのどうよ