SS マルガレーテ「私には可愛すぎる」
SS マルガレーテ「私には可愛すぎる」
4: 名無しで叶える物語◆D9zXyCVK★ 2025/01/20(月) 19:58:34 ID:???Sa
誕生日パーティーを終えて自室に戻った私と冬毬を、部屋の中央に置かれた大きな包みが出迎えた。目を丸くする私を見て、冬毬が嬉しそうに微笑む。
「マルガレーテ、改めてお誕生日おめでとうございます」
「このおっきいの、冬毬が用意したの?」
「プレゼントです。気に入ってもらえると嬉しいのですが」
嬉しさがこみ上げてくるのと同時に、改めてその巨大さに驚かされる。少なくとも1メートル以上はありそうな包みは、それに見合うだけの大きなリボンで結ばれている。
部屋の中にあまり物を置いていないだけに、存在感はたっぷりだ。