友(♀)「キミはボクに味方になってほしい?それとも、敵になってほしい?」
友(♀)「キミはボクに味方になってほしい?それとも、敵になってほしい?」
1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/05(金) 02:03:48.559 ID:Fsw83rVo0.net
友「ふふ、キョトンとしないでよ。そのまんまの意味だよ。」
友「ボクはキミのことが好きだから、キミの言う通りにしたい。キミの求める“ボク”に、ボクはなってあげたいんだ。」
友「……ふーん、味方か。でも、キミは本当にそれでいいの?」
友「知ってるよ。キミはそろそろ日常が退屈になっているんだろう。なにか起きないか、面白いことはないか、そんなことを考えてること、ボクは気づいているよ。」
友「ボクがキミの味方になるのは簡単だ。でも、それは本当にキミが望んでいること?キミはボクを使って、このつまらない日常に刺激を与えることも出来るんだよ?」
友「ゲームだってそうじゃないか。勇者っていうのは、魔王がいて初めて成り立つもの。悪いやつがいなければ、勇者だってただの人に過ぎない。」
友「そう。これもゲームみたいなものだと思ってくれたらいいよ。キミが思い描くシナリオに、ボクが乗っかる。キミのしてほしいことを、ボクが考えて提供してあげる。」
友「そうしたらキミの飽和した平穏も崩れて、きっと楽しくなるよ。……ううん、楽しくしてあげる、このボクがね。」
友「さ、考えるといい。そして選ぶといいよ。キミが本当に望んでいるのは、どっちのボク?」
友「…………へぇ、嬉しいことを言ってくれるね。」
友「じゃあ、ボクはその言う通りにしよう。これからもずっとボクは、キミの味方であり続けるね。キミが求めてくれる限り、ボクは絶対的なキミの仲間さ。」
友「……ふふ。まあ、分かってくれなくてもいいよ。頭のおかしい友人が、おかしなことを言っただけだ。」
友「でも、それが全て。ボクはキミがいなければ生きていけない弱い人間だから……きっと、少し構って欲しくなっただけ。」
友「ごめんね、面倒くさくて。ともかく、まあ、これからもよろしくね。」