善子「ふたりのヨハネの日常」 後編
善子「ふたりのヨハネの日常」 後編
345: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/12(水) 19:39:44.15 ID:TepVC2oN
────2016年 3月31日 東京ドーム
ダイヤ「……ルビィ、ルビィ」
ルビィ「ぅ、うー……あたまがぐわんぐわん……」
ダイヤ「着きましたよ」
ルビィ「ほぇ……?」
ルビィ「……ぁ、え……」
ルビィ「ここ、ほんとに……?」
ダイヤ「ええ、そうです────あの日の、東京ドーム。わたくしたちが来れなかった……場所です」
ルビィ「ほんとに、ルビィ……お姉ちゃんとここに……」
ルビィ「ぁ……穂乃果ちゃんのシャツ。凛ちゃんのうちわ……あはは、すごいよあの人。カバンにいっぱいバッチつけてて……」
ルビィ「ルビィも、ルビィも……自分で作った花陽ちゃんのグッズ、あったのに……」
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「?」
ダイヤ「これ、どうぞ」
ルビィ「……これ、ルビィのはなよちゃん」
ダイヤ「あなたの応援グッズは全て持ってきています。ついでに、わたくしのものもですが」
ルビィ「おねぇ、ちゃん……っ」
ダイヤ「もうすぐ開演時間ですわ、ルビィ。わたくしたちが、ついに叶わなかった……μ’sの最後が」
ルビィ「……うん!」
ルビィ「あ」
ダイヤ「?」
ルビィ「あの……ぶ、ブレード……買ってもいい?」
ダイヤ「うふふ、もちろんです」