ナルシスト(♀)「フフフッ……お前、ボクのこと好きだろう。」
ナルシスト(♀)「フフフッ……お前、ボクのこと好きだろう。」
ナル「なまじ可愛いぶんそういう視線には敏感になるものでね、お前いつもいつもボクにそんな熱い眼差しを寄越しているじゃないか。」
ナル「ねぇ……ボクのこと、好き?フフフッ、好きなら好きって言わなきゃダメだよ。思ったことは口にしなきゃ、なーんにも変わらないんだから。」
ナル「ほら、怒らないから言ってごらん?お前の心のモヤモヤを、全部ボクに吐き出して?ちゃーんと聞いてあげるからさ。」
ナル「さあどうしたの?好きって言うんだよ、はやく。ボクのこと焦らしてるの?そういうのいいから、はやくボクに惚れてるって意思表示をしなよ。」
ナル「…………お前本当に頭わりぃなぁ。こうしてお膳立てしてやってんだから、さっさと言えや。」
ナル「お前自分の立場分かってんのかよ?あいつの人生を守りたいんだろ?だったらゴチャゴチャ言ってねぇでさぁ…ッ!!」
ナル「……いいか……お前がボクのものになれば、あいつを許してやるって言ってんだよ…。あいつを助けたいなら、お前がボクの所有物になるしかないわけ……お前の軽ぅ~い頭でも、そんくらいは分かンだろ…?」
ナル「他に助かる道はねぇーわけ。他の誰かにチクッたり、ボクから逃げ出したりでもしてみろ…………ボク、あいつのこと滅茶苦茶にしてやるからなァ…。」
ナル「使えるものは全部使う……金も権力も全部使ってっ、お前への見せしめにしてやンだよぉ…!…………クククッ!耐えられるかなぁ、玉の小せぇお前に、見知った女が酷いことされてンのさぁ…!?」
ナル「……じゃ、もう一度聞くよ。ボクのこと、好き?好きなら、そうだなぁ……ボクの手の甲に、キスしてよ。王子様みたいにさっ、フフフッ!」
ナル「しょうがないから、お前をボクの騎士にしてあげるよ。可愛いお姫様を守る騎士。好きな人に仕えるのって、幸せなことだよね?」
ナル「さあ、さっさとして。ほら、何してるの?まずは跪くんだよ。片膝ついてさ……クフッ……そうそう…♪」
ナル「……あ……ぁ、あ……あっはは…!クフッ!ッフフ!ウフフフフフッ…!!」
ナル「……はぁ♡…………これでお前は、もうボクから逃げられない。ボクのことを一生守り続ける、ボクだけの騎士だ。」
ナル「どんな時でも一緒にいなきゃいけないんだよ。他の女なんか、見ることすら許さないんだからな。ボクのこと好きなんだもん、そんなことしないとは思うけど、ね。」
ナル「よかったね、無事にボクのものになれて。……きっと、あの子も喜んでくれるよ。……フフッ、フハハッ……アッハハハ!!」