小説書いたから読んでくれたまえ

小説書いたから読んでくれたまえ

3: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/04/19(金) 11:39:07.373 ID:e48Qd6i+a.net
タイトル:二郎転生~異世界に転生したけどラーメン二郎が食いたい~

ラーメン二郎。それは究極の美食。

ドゥルドゥルに煮込まれた自家製麺。ホロホロとふわふわとドロドロとホキホキが共存する豚。大量のもやしとニンニクそしてパンチの効いたカネシ醤油に致死量ギリギリのうま味調味料。
それらが一体となって一口食べた瞬間に脳天を突き抜ける旨味。

もはや二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物として完成している。

最初は興味本位だった。とんでもない量のラーメンだという噂を聞きつけ、試しに並んで食べたのだった。
「ニンニク入れますか?」の呪文も意味がわからず、ただ曖昧に頷くだけだった。
そして個性的すぎる味と圧倒的な量に完敗した。食べきれなかったのだ。正直、もう二度と行かないと思っていた。

半年後、なんとなくフラッと再訪して並んでみると、その時はなぜか食べきることができた。
それがやたらに嬉しく感じられ、三度目の訪問はすぐだった。そして三度目にはすっかりこの味にハマっていた。

二郎を口に入れた瞬間、えもいわれぬ高揚感が脳天を突き抜けるのだ。その快楽は麻薬のように俺を虜にし、気が付けば俺は毎日この店に通っていた。

そんなある日。親よりも尊敬してる大将が、珍しく話しかけてきた。

「アンちゃん。もうそろそろだね。達者でな」

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