善子「見果てぬ夢」
善子「見果てぬ夢」
1: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2019/04/24(水) 21:19:17.84 ID:riupSpq1
夕暮れ時の生徒会室
誰もいない、誰も来ない時間
ダイヤ「やっ……待っ」
ダイヤ「んっ」
優しく、唇を触れさせる
拒絶するような言葉を吐く口は、
触れ合わせた唇までは拒まずに、受け入れてくれる
ダイヤ「っふ……っ」
見る見るうちに赤らんでいく頬
熱っぽく潤んでいく瞳
私を見てくれていたそれはゆっくりと逸れていく
ダイヤ「ま、まだ生徒会の仕事がありますから……」
そんなの明日でも出来るでしょ
そう言うと、それはそうですが。と、困った反応が返ってくる
迷いを悟らせるような視線の躊躇い
それがどこか愛らしくて、思わず苦笑する