キャル「ギルドの依頼をこなすわよ！」 コッコロ「二人でなんとかいたしましょう」

コッコロ「キャルさま～……！ お待たせ致しました～……！」

キャル「おっそいわよ！ 一体どれだけ待たせるつもり……って、あんた一人？ あのバカはどうしたのよ？」

コッコロ「はぁ……はぁ……。それがですね……んっ……」

キャル「あぁもうっ、いいから一旦息を整えなさい！ ハーハー喋られたらこっちまで疲れてくるじゃない」

コッコロ「は、はい……ありがとうございます……」

キャル「ったく……どいつもこいつも……。あたしの貴重な時間をなんだと思ってるのかしら……」

コッコロ「……ふぅ」

コッコロ「キャルさま。まずはお待たせしてしまい、本当に申し訳ありません」

キャル「まったくよ、もう。だけどあんたが謝ることないんじゃない？ どうせあんたの大事な主様のせいなんでしょ？」

コッコロ「それはですね、えぇと……」

キャル「で？ 元凶のあいつはどこなの？ まさか来ないの？」

コッコロ「はい。結論だけ申しますと、主さまはお留守番でございます」