親友(♀)「私とあなたは親友同士。だからあなたは私から与えられた役割だけこなしていればいいのよ。」
親友(♀)「私とあなたは親友同士。だからあなたは私から与えられた役割だけこなしていればいいのよ。」
1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/07(水) 02:57:53.939 ID:o1er9NWO0.net
親友「おはよう。よくもまあ毎朝のように朝寝坊できるわね。はやく起きて支度しなさい。授業が始まってしまうわ。」
親友「そうはいかない。私とあなたは親友なのだから、一緒に登校しなければならないのよ。いい加減理解しなさい。」
親友「朝食はすでにできているわ。私は外で待っているから、はやく出かけられるように準備しなさい。」
親友「忘れ物はないかしら?それじゃ、行くわよ。」
親友「…………私は何度同じことを言えば気が済むのかしら。なにか用があるのなら、じっと見つめていないで口に出しなさい。」
親友「……そうよ。私とあなたは親友。それ以上でも、それ以下にもなり得ない。何度も言っているでしょう。」
親友「それがあなたの背負う十字架。あなたはその罪から逃げられない。あなたがあなたでいる限り、“私”の親友でなくてはいけないのよ。」
親友「だからあなたは私から与えられた役割だけこなしていればいいのよ。どうせそこまで日常、生活に執着などないのだから、それがあなたにとってと私にとっても都合がいいの。」
親友「あなたは生きていても死んでいても、なにも変わりはしない。それなら私が“私”でいられるように、せいぜい親友としての役割を果たしなさい。」
親友「……それじゃ、また放課後。ここで。勝手にどこかへ行ったり、先に帰っては駄目よ。何故なら私たちは親友なんだから。」
親友「親友なら登校も下校も一緒にいて当然のこと。親友を裏切るような真似は、しないことね。」
親友「親友は、決して相手を裏切らないのよ。……もう二度と、私を裏切らないで。」