姉弟子(♀)「お前はなかなかにどうしようもないやつだが、それゆえに愛らしくもある。」
姉弟子(♀)「お前はなかなかにどうしようもないやつだが、それゆえに愛らしくもある。」
1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/21(水) 03:01:54.544 ID:N59E0Uto0.net
姉弟子「お前は昔からなにをやらせてもてんで駄目だったな。久しぶりに会ったら少しはマシになってるかと思えば、あの頃からちっとも変わっちゃいない。」
姉弟子「剣を振らせても駄目。槍も斧も駄目。弓を取らせればかえって自滅する始末。お前は、根本的に才能ってやつがないんだろうな。」
姉弟子「フフ……聞こえはあれだが、私は別に馬鹿にしてるつもりはないぞ。そこまで駄目ながらも、こうして生き延びているんだから。そういう意味じゃ天才かもな。」
姉弟子「このご時世、いつ背中からバッサリいからても何ら不思議じゃない。腕の立つやつが呆気なく首を落とされる光景を、私は何度も見てきた。」
姉弟子「そんななかでお前だけはなんの力も持たずにこうして私にいじめられてるわけだ。ほんと、大したやつだよお前は。」
姉弟子「とはいえ、これからもその悪運が続くとは限らん。だが、私が来たからにはもう安心だぞ。これからは私がお前を守ってやる。」
姉弟子「なに、弟弟子の面倒を見てやるのも姉弟子の務めというやつだ。死んだ師匠も、きっと同じことを言っただろうさ。」
姉弟子「ま、そういうわけだ。これからよろしくな。身の回りの危険は私が排除してやるから……お前はせいぜいその豪運で、私を守ってくれ。」
姉弟子「期待しているぞ、大将?」