魔女(♀)「よう。ずっとあんたのこと、待ってたんだぜ。」

魔女(♀)「よう。ずっとあんたのこと、待ってたんだぜ。」

1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/08/25(日) 03:00:03.141 ID:gXsSxxFH0.net
魔女「長いあいだずっと歩いてて、疲れたろ。とりあえずどこか適当に座んな。」

魔女「それにしても、ずいぶん遅かったな。あんたのために色々準備して待ってたんだが、いつまで経っても来ないから心配したんだ。」

魔女「途中、誰かに食われたんじゃないかとか、迷子になったままどこかで野垂れ死んだじゃとか……ま、無事ならなによりだな。」

魔女「……そうだよな。お前、私のこともこの場所のことも、なんにも知らないんだよな。……一言で言うのは、かなり難しいんだけど…。」

魔女「とりあえず、ここに来ちまった以上はもう外へは出られない。それだけ分かってりゃ今はいい。で、私がここの支配人。あんたを閉じ込めた張本人ってわけ。」

魔女「ははは、おいおい。出られないって言ったろ。どこを見渡してもドアノブも襖もシャッターもないよ。諦めな。」

魔女「……そうは言われてもな。別に、私が好きで閉じ込めたわけじゃない。お前が望んでここに来たんだ。私だけのせいにされても困る。」

魔女「もともとここはあんたのための場所なんだよ。もうあんたが傷つかないようにって。」

魔女「実際ここにあるものも、もちろん私も、あんたの味方だよ。なんであろうと、あんたを傷つけるものは存在しない。」

魔女「まあ、初めは色々不便かもしれねーが……そのうち慣れる。大抵のことは時間が解決してくれるのさ。」

魔女「今は外へ出たくてたまらんかもしれないが……ここにいるうち気も変わるだろ。諦めな。はははっ。」

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