勇者「平和になってから私だけ完全に婚期逃した…」

勇者「平和になってから私だけ完全に婚期逃した…」

1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/09/07(土) 03:25:42.173 ID:nbzwPTlVM.net
女戦士「よっ、久しぶりだなユウ。冒険してた頃より筋肉落ちてるな、鍛錬は続けた方がいいぞ」

勇者「別に私は鍛えるのが好きじゃなければ、戦闘狂でもないし…。世界の危機だって言うから無茶したけど、本来の私はこんな感じなの」

女戦士「筋肉は落ちてるが、洗練された身体は相変わらずなんだから鍛えればいいのに。中途半端に普通の町娘ぶってるのは逆に違和感があるぞ」

勇者「町娘ぶってる、というより町娘なの!変に小物ぶってる様に見えてるみたいだけど、素がこれだからちょっと傷付く…。それより、あなたの周り…」

女戦士「あぁ、そうか。すまんな、出会った頃から物言いが直球すぎて気遣いが足りないと何度も言われたがどうもこれは私の直し様のない性格らしい」

女戦士「護衛の騎士たちのことは気にしないでくれ、別にお前を疑ってるとかではなく常に私の傍にいるんだ」

勇者「一躍、大英雄ってヤツ…?なんか明らかに私の待遇よりいい気がするんだけど…。というか、魔王を倒したのは自分だって言ってない!?」

女戦士「すまんな、どうも酒の席では話を盛ってしまうようで…だがまあ、みんなの力で倒したのだから私が倒した訳でもあるし、いいんじゃないか」

勇者「トドメ刺したの、ボ・ク!!それに指揮を取ったのも、女神の加護の掛かったアイテムを使って魔王に攻撃が通るようになったのもボクのお陰じゃん!」

女戦士「…口調、戻ってるぞ。女らしく振る舞いたいんだろうが、素の自分はどうも捨て難いということだ。私を見てみろ、ありのままの自分を捨てずその上で婿を貰った」

勇者「…コホン。なんだか、誤魔化されてる気はするけど妙なことが聞こえた気もするから乗るね。ムコって…なんの話?」

女戦士「なんだ、知らなかったのか?先程護衛と言ったがそれは私がこの国の次期王妃だからだ。要は、この国の王子が私の夫ということだ」

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