親友(♀)「たまには、ね。趣向を変えてみても……それだけよ。」

親友(♀)「たまには、ね。趣向を変えてみても……それだけよ。」

1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/11/13(水) 03:08:41.393 ID:arEyW5/s0.net
親友「……はやく起きなさい。学校に遅れてしまうわ。…………そんな猶予を、この私が与えると本気で思っているの?」

親友「そんな戯言を言っている暇があるなら、はやく現実を直視しなさい。もう朝よ。起きなさい。」

親友「挨拶はあとで構わない。はやく顔を洗って、着替えて、朝食を食べなさい。……済むまで、外で待っているわ。」

親友「……用意は済んだようね。それじゃあ行きましょう。……おばさん、行ってきます。」

親友「………………。」

親友「……そういう訳にはいかないわ。あなたと私は親友なのだから、並んで登校するのは当たり前のことなのよ。」

親友「それともあなたは、私のことを拒むのかしら?……また、拒むの?それに、拒めるの?……………情けない男。」

親友「あなたには私を遠ざけることはできないし、仮にそうしたとしても私があなたから離れない。逆もそう。一定の距離を保ったまま、私とあなたは生きて、そして死んでいくのよ。」

親友「あなたのことは、絶対に許さない。残りの人生を償いに充てて、死んでいくの。あなたにはその義務がある。」

親友「…………私のことを、恐れているの?私のことが、恐ろしいの?…………これなら、どう?」

親友「……酷い手汗ね。私に対する焦りや恐怖で、身体と心が壊れているのね。……芳しい兆候だわ。」

親友「そうね、それなら…………たまにはこうして、手を繋いで登校してみましょうか。」

親友「たまには、ね。趣向を変えてみても……それだけよ。ふふ……ふはは…っ…。」

親友「脂汗までかいて…………本当に、みっともない男。」

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