鞠莉「昼下がりのオムライス」

鞠莉「昼下がりのオムライス」

2: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2020/06/13(土) 09:22:37.85 ID:BoyXAeEu
6月13日。
よく晴れた休日の午後、昼食には少し遅い時間。
リビングの窓から吹き込んだ一陣の風が、キッチンでお料理中の曜と私のところにまで届いた。

鞠莉「んー、いい風」

曜「本当だね。爽やかな夏風って感じがするよ」

部屋を通り抜けても尚涼しげなこの風は、曜が言ったように、そこはかとなく夏の匂いを含んでいる。

風のおかげもあってか、室内は過ごしやすい気温だけど、窓の外では太陽が元気よく輝いていて、さっき干したばかりの洗濯物も、夕方にはよく乾いていることだろう。

続きを読む

続きを見る(外部サイト)