チノ「……ココアさんに、彼氏!?」
チノ「……ココアさんに、彼氏!?」
1: ◆Cfjg8T8Xv89j 2014/08/02(土) 20:29:47.14 ID:lJmNA3Tq0
――夕刻、私はリゼさんと一緒に後始末を済ませていた。
「もう、ココアさんは何をしているのでしょうか?」「ははっ、まぁあいつにも事情があるんだろう」といったやり取りをしながら。
そんなこんなで私たちが店内の掃除を終えて、リゼさんが更衣室へ入っていった。
それを見送った後、私は店の裏側へ掃除をしに向かった。
「もう、ココアさんは何をしているのでしょうか?」「ははっ、まぁあいつにも事情があるんだろう」といったやり取りをしながら。
そんなこんなで私たちが店内の掃除を終えて、リゼさんが更衣室へ入っていった。
それを見送った後、私は店の裏側へ掃除をしに向かった。
そこに行って、私が見た光景――
それは、ココアさんが少し年上くらいの男性客に、「二人きり」で話しかけられている所だった。
相手の質問に対し、ココアさんは顔を赤らめながら応えている。
「――!」
掃除に出た私はその光景を見て、瞬時に隠れてしまった。
ココアさんが男性と一緒に話しているだけで驚きなのに――
さらに、さらに……
(ほ、頬を染めてる……!?)
チラッと見ると、ココアさんは頭に手をやりながら、嬉しそうに笑っている。
相手の人の顔は、こちらからは見えない。
けれど私の「勘」は、嬉しそうにしていると感じた。
フラフラと、私は裏口から『ラビットハウス』へと戻る。
ドクンドクンと高鳴る鼓動は、止まってくれない。
「……」
どうしよう。
私の考えが外れてなければ、あれは――
「コ、ココアさんの……?」
ボーイフレンド!?
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406978977