妖術師「ククク…光栄に思え。貴様も我が偉大なる術の贄としてやろう」主人公「クソッ、これまでなのか……!!」
妖術師「ククク…光栄に思え。貴様も我が偉大なる術の贄としてやろう」主人公「クソッ、これまでなのか……!!」
妖術師「何ッ!?」
俺「待たせたな」ザッ
主人公「俺さん!!」
妖術師(我が妖術を切り裂いただと? 此奴……!)
主人公「俺さん、まずいんだ。こいつの術式が完成してしまうと……」
妖術師「ククク……既に集まった生贄の魂は999ツ。古の邪龍を復活させるにはあと1人……!」
俺「やれやれ。邪龍復活とはまた大層なことだ。 ……主人公、この山の頂上に向かえ。そこに吸魂の魔法陣が展開されている筈だ」
妖術師「ッ!? 貴様、何故それを!」
俺「昔似たような術式を見たことがあってな。それに似た気配を感じたから何となく当てずっぽうで言ってみただけだが。お前の反応を見るに正解だったようだな」
妖術師「クッ……!!」
俺「よく聞け主人公。こいつの設置した魔法陣は、そこを起点に一定の範囲内で死した人間の魂を集める物。ここもその範囲だ。そして、おそらく999ツの魂とやらはその陣に留められているはずだ」
主人公「つまり、その魔法陣をかき消せば」
俺「奴の企みも失敗に終わるって訳だ」
妖術師「行かせると思うなよ!!!」ブワッ!!
ガキィン!!
俺「ふん、攻撃が単調過ぎる。お前のような謀略家気取りが頭に血を上らせていることほど滑稽なものは無いな」
妖術師「貴様ァ……!!」
俺「行け、主人公。こいつは俺が引き受けた」
主人公「はい! 俺さんも気を付けて!」タタタッ
妖術師「よくも私の計画を……いや、まだだ。まだ終わっていない……」ブツブツ…
妖術師「魔法陣を消される前に、今ここで!! 貴様の魂を最後の贄として捧げてやれば!! 邪龍はここに復活する!!」
俺「そう簡単に行くかな?」
二分後
:三ニ=:邪龍:ヽ
:ヽ.ニ=::て.>廴_
三.ヽ= (⌒ヽ;:;:;,.二)
ニ=-ヽ:ヽ、,∠.^^ぅ <GAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!
〃,べ= ̄ニ二 ̄
主人公「!?」
これ俺が悪いのか?