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「幕末の無能ランキング」という公的なデータはありませんが、歴史ファンやネット掲示板などで「時代の転換期にうまく対応できなかった」「結果的に組織を衰退させた」として名前が挙がることが多い人物を、いくつかのカテゴリーに分けて紹介します。
あくまで後世の評価や特定の視点に基づくものであり、実際には「当時の立場ではそうするしかなかった」という同情論がある人物も多く含まれます。
1. 幕府側の人物(判断が裏目に出た、あるいは優柔不断と評される)
幕府を存続させられなかった責任を問われる形で名前が挙がります。
徳川慶喜(15代将軍):
理由:鳥羽・伏見の戦いでの敵前逃亡や、度重なる方針転換が「部下を見捨てた」「保身に走った」と批判されることがあります。一方で、「内戦を避けて日本を救った」という再評価の声も非常に強い人物です。
井伊直弼(大老):
理由:安政の大獄による弾圧や、朝廷の許しを得ない開国が、結果として「尊王攘夷」の過激化を招き、幕府の寿命を縮めたという見方があります。
阿部正弘(老中首座):
理由:ペリー来航時に諸大名に意見を求めたことが、幕府の権威を失墜させ、外様大名の発言権を強めてしまった「元凶」とされることがあります。
2. 公家・政治家(実力が伴わないと見なされることが多い)
激動の時代において、実務能力よりも血筋で地位にいた人物が対象になりがちです。
三条実美:
理由:公家のリーダー格ですが、長州藩の勢いに流されるまま京都を追われる(七卿落ち)など、主体性のなさや土壇場での弱さを指摘する声があります。ただし、明治維新後の調整役としては評価されています。
徳川慶勝(尾張藩主):
理由:御三家の筆頭でありながら、幕府側と新政府側の間で立場が二転三転し、最終的には自分の身内の幕臣を処罰するなど、一貫性のない行動が批判の対象になることがあります。
3. その他、作戦・戦術面での失敗
大鳥圭介(伝習隊隊長):
理由:西洋軍学の知識は日本一と言われながら、実戦(戊辰戦争)では負け続けたことから「座学のみの秀才」と揶揄されることがあります。しかし、その粘り強い戦いぶりからファンも多い人物です。

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