ルビィ「夜、マックにて」
ルビィ「夜、マックにて」
3: 名無しで叶える物語 2018/07/03(火) 19:55:48.44 ID:/ER6/EdW.net
赤い弾丸が夜風を切っていた。テールランプの様な残光を引きずりながら、疾風の如き速度で駆け抜ける。その弾丸、名前を黒澤 ルビィという。
ルビィは全速力で自転車を漕いでいる。向かうはマクドナルド。そう、彼女は今日絶対に夜マックを食べると決めていたのだ。
ルビィ「まあああああああああああああああっく!!!!」
超音波と言っても差し支えない叫び声に呼応するかのように、信号は青へと色を変えた。吹き荒れる追い風は彼女の駆るママ・チャリを亜音の速度へと高め、一刻も早くマクドナルドへ導こうとする。
自然はおろか公共装置まで味方に付けるのは、彼女の豪運が為せる業だ。押し寄せる風圧が頬を震わせることも意に介さず、表情は傲然。あおられて逆立った髪の毛はさながら獅子の鬣といったところか。





