果南「幼馴染からの重い誕生日プレゼント」

果南「幼馴染からの重い誕生日プレゼント」

1: 名無しで叶える物語 2018/02/10(土) 10:29:37.07 ID:tnaG+/07.net
 
鞠莉の家でみんなから盛大に誕生日を祝ってもらった後、私は高海家の炬燵で蜜柑を貪っていた。

「そっかぁ。果南ちゃんが海外にねぇ」

洗い物を終えた志満ねぇが右側に腰を下ろす。

「立派よねぇ。それに比べてうちの子ときたら……」

対面にいらっしゃるのが高海家のボスこと千歌のお母さん。

私が今こうしているのはお世話になった高海家へのご挨拶……ではなく、

千歌が「今日はうちに泊まっていって!」と、しつこく迫るもんだから根負けしたというわけ。

本当はまだ打ち明けるつもりはなかったんだけど、普段は内浦にいないお母さんもいたから丁度いい機会だと思い海外に行くことを伝えた。

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