もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら

もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら

1: 1 2024/11/01(金) 18:31:00.46 ID:4JAHijIv0
◇午前3時過ぎ 多魔市せいいき桜ヶ丘 ばんだ荘 吉田家

 ヴーッ、ヴーッ

シャミ子「むにゃ……ケータイ……? 誰ですか、こんな時間に……」

シャミ子「はい、しゃろーみふとれひゅゆーこ……もしもし……もしもし……」

 ヴーッ、ヴーッ!

シャミ子「……あ、これはごせん像でした。ケータイはこっち……むにゃむにゃもしもし……」

???≪こんばんは、シャドウミストレスさん≫

シャミ子「こんばんわ……ふぁああ……ねむいのでまた明日でもいいですか……」

???≪うーん。夜分遅くに申し訳ないとは思うんだけど、君にお願いがあるんだ≫

シャミ子「私に……?」

???≪そう。魔族と人間の共存の為に、ぜひとも君の力を貸して欲しいんだよ≫

シャミ子「……? もう桜さんがやってませんか、それ……」

???≪だって、千代田桜はもういないだろう?≫

シャミ子「……いますよ……私の心の中にとか、なんかそんな感じで……」

???≪ああ。でもコアになってるんじゃいないのと同じだ。どっちにしろ必要なのは君だしね≫

シャミ子「わたし……? 桃でもミカンさんでもなく、小規模まぞくの私に……?」

???≪そんなに自分を卑下するものじゃないよ。これは、君にしかできないことなんだ≫

シャミ子「……私にしか、できない……」

???≪そう。他でもないシャドウミストレス優子の力が必要なんだ≫

???≪お願いだ、人とまぞくの間に生まれた子よ。僕の夢――魔族と人間が共存する世界を実現する為に協力してくれないか?≫

シャミ子「あっ、なんか王道ファンタジーRPGの導入みたい……眠いながらにテンションあがってきました」

シャミ子「ふふふ、いいでしょう! その依頼、このしゃっ、しゃみっ……シャロウミストレスが承りました!」

シャミ子「……ところで長い夢ですね。いつもならそろそろお母さんが起こしてきたり……」

???≪ありがとう。それじゃあ契約成立だ≫

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