もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
もしもシャミ子が葬送のフリーレンの世界に飛ばされたら
ヴーッ、ヴーッ
シャミ子「むにゃ……ケータイ……? 誰ですか、こんな時間に……」
シャミ子「はい、しゃろーみふとれひゅゆーこ……もしもし……もしもし……」
ヴーッ、ヴーッ!
シャミ子「……あ、これはごせん像でした。ケータイはこっち……むにゃむにゃもしもし……」
???≪こんばんは、シャドウミストレスさん≫
シャミ子「こんばんわ……ふぁああ……ねむいのでまた明日でもいいですか……」
???≪うーん。夜分遅くに申し訳ないとは思うんだけど、君にお願いがあるんだ≫
シャミ子「私に……?」
???≪そう。魔族と人間の共存の為に、ぜひとも君の力を貸して欲しいんだよ≫
シャミ子「……? もう桜さんがやってませんか、それ……」
???≪だって、千代田桜はもういないだろう?≫
シャミ子「……いますよ……私の心の中にとか、なんかそんな感じで……」
???≪ああ。でもコアになってるんじゃいないのと同じだ。どっちにしろ必要なのは君だしね≫
シャミ子「わたし……? 桃でもミカンさんでもなく、小規模まぞくの私に……?」
???≪そんなに自分を卑下するものじゃないよ。これは、君にしかできないことなんだ≫
シャミ子「……私にしか、できない……」
???≪そう。他でもないシャドウミストレス優子の力が必要なんだ≫
???≪お願いだ、人とまぞくの間に生まれた子よ。僕の夢――魔族と人間が共存する世界を実現する為に協力してくれないか?≫
シャミ子「あっ、なんか王道ファンタジーRPGの導入みたい……眠いながらにテンションあがってきました」
シャミ子「ふふふ、いいでしょう! その依頼、このしゃっ、しゃみっ……シャロウミストレスが承りました!」
シャミ子「……ところで長い夢ですね。いつもならそろそろお母さんが起こしてきたり……」
???≪ありがとう。それじゃあ契約成立だ≫
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