8月3日【ラブライブSS】

件名：穂乃果ちゃんへ―μ’sメンバーより―

では初めに、みんなの代表として一言。

お誕生日おめでとうございます。

私はお手紙などを書くのは好きです。

いつもメールをしたり、離れていてもどこでもお話できるのは楽しいですからね。

ですがまぁ、堅苦しいとは言われますね….みんなは絵文字や顔文字を使って、なんだか華やかです。

そこで、みんなのオススメのキーボードアプリをインストールしてみたら、難しいと思っていた顔文字が簡単に使えるのです！(๑´ω`ﾉﾉﾞ✧(*ˊૢᵕˋૢ*)( ﾟдﾟ )(๑˙灬˙๑)₍₍ ᕕ(´ ω` )ᕗ⁾⁾(*｀ω´)b(⁎˃ᆺ˂)

あっ、ごめんなさい！楽しくてつい….

1人で顔を赤らめていたら、みんながクスクスと笑ってきました。

恥ずかしいです///

あ、実は穂乃果が用事で帰った後残って、みんなで穂乃果に日頃の感しまゆさらたた

ごめんなさい、みんなが何故か止めてきました。

穂乃果に本音のありがとええかけほ

またです….

それに、にこが「間違えても消せないルールよ！」などと変なルールを….先程間違えた文を直したいです。

….では、そろそろ本題に入ります。

穂乃果、改めてお誕生日おめでとうございます。

気付けばもう高校2年の夏で、出会ってから10年近く経ったのでは？

昔は、かくれんぼをしている穂乃果とことりの中に、自分から入れてもらいに行くことすらできないくらい心が弱かったのですが、あなたは手を差し伸べてくれました。

それが、ただ一緒に遊びたかっただけなのか、可哀想だと思ってなのかは私にはわかりませんが、とても嬉しかったのを覚えています。

まるで陽に向かいたいと願う花のような私に….あ、今のフレーズいいですね….

なんだかんだでこの歳までどんなときもずっと一緒で、運命を感じてしまいます。

ん….ち、違いますっ！変な意味ではありませんよ？///

ただ、そのくらい、生まれる前から約束された友情のように思えるんです。

私なんて穂乃果やことりがいないとダメダメですからね。

いつも怠ける穂乃果を叱ったりはしますが、やはり私は助けられてばかりです。

何かをやり始める時は穂乃果が最初ですし、スクールアイドルをやると言い出したのも穂乃果です。

スクールアイドル、正直私は嫌でした。

でも、それは恥ずかしいとか、そんな個人的な感情で嫌だったんです。

なので、少しはステージの上の自分を想像したり、憧れはありました。

あんなに短いスカートを履いて人前に出るのも初めてで、恥ずかしすぎて死んでしまいそうでしたし、練習中に私が弱音を吐いてても、穂乃果は私の手を引っ張ってくれました。

いつも強引….かもしれませんが、あなたはにっこり笑顔で。

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