上条「ドキュメンタル?」前編
上条「ドキュメンタル?」前編
3:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/30(日) 13:02:16 ID:2qcIIjSk
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黒文字のアルファベットでそう書かれた赤い封筒を手にし、上条は呟いた。12月。寒さが鋭利になりだしたこの時期に突如送られてきたそれは、彼の額に季節外れの汗を一筋、流させた。
「嫌な予感しかしねぇな」
彼は封を開ける。中にあった便箋を取りだし、そこに認められた文を音読する。
「小雪の散らつく日もある昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか? アレイスター・クロウリーです……ってええ?!」
上条は素っ頓狂な声を上げた。手紙にはこう続けられている。