穂乃果「寒い冬の一日」
穂乃果「寒い冬の一日」
1: 名無しで叶える物語(たけのこ饅頭) 2015/12/22(火) 04:06:50.57 ID:yk6xEOjc0
はぁぁっと息を吐くと白くなる….もうそんな季節。
寒いなぁ….そんなことを思いながら、スカートから伸びる生脚を震わせ待ち合わせ場所に走ります。
たまにね、タイツを履けばよかったとか後悔するんだけど、なんだか生脚って女の子っぽいからやめないんだよね。
待ち合わせ場所に行くと、時間を必ず守り、怠けることが大嫌いな大和撫子、海未ちゃんが待っています。
おはようと声をかけると、おはようございますって返ってくる。
ことりは時間通りに来るんだけど….
「ごっめーん!寝坊しちゃったぁ!」
そんな聞き慣れた穂乃果ちゃんの声が聞こえてきたと思ったら
「穂乃果!何度目ですか!」
逆からもまた聞き慣れた海未ちゃんの台詞が聞こえます。
すかさずことりは間に入って穂乃果ちゃんを庇います。
うーん、穂乃果ちゃんを庇うって言っても….海未ちゃんが正しいんだよね。
でも、穂乃果ちゃんも放っておけないし、3人で仲良くすることが一番の幸せなので、ことりは何度でも仲介役にまわります。
あれ?そういえば、喧嘩するほど仲がいいって….ふふっ、実はお似合いなのかもしれません。
もしもふたりのどちらかがどこかへ行ってしまうことがあったら、穂乃果ちゃんがしてくれたように、ことりが連れて帰ります。
普段考えないことを考えてしまう、とある冬の朝の登校道。
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