片目隠れの先輩(♀)「たとえば私ががこのままお前を殺してしまったとして……」
片目隠れの先輩(♀)「たとえば私ががこのままお前を殺してしまったとして……」
1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/01/14(火) 02:46:50.720 ID:Dbipte1t0.net
片目「お前は果たして、天国と地獄のどちらへ行くのだろうな?」
片目「よほどの悪人でもない限り、死者は天国へ行くらしい。地獄にいくのはよっぽどここで好き勝手やったクズだけだ。」
片目「仮にお前が私の思った通りの人間なら、きっと……天国へ逝くのかな。」
片目「だったら私は、お前について行くよ。死んでもお前と一緒にいたい。ふたりで一緒に、あの世で仲良く暮らすんだ。」
片目「でも……ここで私がお前を殺してしまったら、私はきっと地獄へ堕ちるんだろうな。そうしたらお前とは、離れ離れになってしまう。」
片目「私は……どうすればいい?私はどうしたらお前と同じ場所にいられる?教えてくれよ。離れるのは、嫌なんだ。」
片目「お前が地獄に逝くほどの、悪人になればいいのか?私はお前がいるなら、そこが天国でも地獄でも構わない。お前がいなければ、どちらにせよ地獄以下だ。」
片目「なあ……このまま、首を絞めるべきなのか?このままお前の命を奪って、殺してしまって……お前が地獄に堕ちるように祈りながら、終わらせばいいのか?」
片目「教えてくれ。でないと、私は……」
片目「…………分かった。ひとまず、保留にしよう。お前の言うことを聞く。冷静になって、考えよう。」
片目「答えを一緒に探してくれ。ふたりで一緒にいられるよう、最適解を探ろう。そのためなら……罪の帳尻を合わせるためなら、何人だって殺してやる。この無気力な衝動があるうちは、どんなことだってできる。」
片目「そして、いつかこの衝動がなくなったとき…………私はまだ、胸を張ってお前を愛してると言えるのかな…。」
片目「…………お前は、優しいな。こんなやつに付き合う必要なんて、どこにもないのに。」
片目「ありがとう。迷惑をかけて…………いや……愛しているよ、○○。」