邪神(♀)「……私の封印を解いたのは、お前ですか?」
邪神(♀)「……私の封印を解いたのは、お前ですか?」
1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2020/01/25(土) 03:48:34.669 ID:FPi+kbkb0.net
邪神「…………答えろ。私の封印を解いたのは、お前か?」
邪神「……フ……フフッ、フハハッ!アーッハハハハハ!!……フ、フフ……そうですか……よもや人の子が、この私を再び解き放つとは…!」
邪神「まあいい…………よい働きをしてくれました。感謝します、人の子よ。」
邪神「ひとまず、その薄汚い手で私の身体に触れた無礼は不問として差し上げましょう。……ククッ、感謝しなさい。」
邪神「しかし皮肉なものですねぇ。千年前に私を封じた人間が、自らの手でこの私の力を欲するとは……クククッ。」
邪神「やはり貴様ら人間は、愚かで救いがたい……!自らの欲のためならば、自らの住む世界すらも破壊してしまうというのですからねぇ…!」
邪神「お前が私を解き放ったのも、それが理由でしょう?いつもそうだ……己の闇を制御しきれぬ愚か者が神に手を出すから、また混沌に陥る……!こんなはずではなかったのだと、命の存在ごと消滅する寸前になってようやく気づく!!」
邪神「私は嬉しいのですよ……貴様らをまた殺戮することが出来るのですからね……。再び怨嗟の声で、この世界を包み込むことが出来るのですからねぇ!!」
邪神「安心なさい。お前の望みは分かっています。邪魔な人間を滅ぼしたいのでしょう?同胞の命を、自らの欲のためにっ、滅ぼしたいのでしょう!?」
邪神「それなら……そう、私とお前の利害は一致しているのです。だからそう、恐れなくても構いませんよ……お前の命を吸うのは、最後にして差し上げますからね…。」