唯「ういーにーどきっす!」

唯「ういーにーどきっす!」

0001以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/03/01(火) 15:21:03.15ID:GsX94ckT0

 風は夜の空気に触れてもまだ暖かく、すっかり春になったことを教えてくれた。

 春から入部した後輩と二人で、漂ってきた花の匂いを感じつつ夜道を歩く。

 うすぐらい空は、むず痒い感覚を与えてくる。

 私は急いで、携帯を開いた。

梓「誰にメールしてるんですか?」

唯「憂だよ。もうすぐ帰るねーって」

梓「あぁ……ほんとに仲良いですね」

 呆れたような目をされる。

 私たちの関係はまだあずにゃんには伝えていないし、誰にも伝える気もないけれど、

 様子を見るに憂がすでに話してしまっているようだ。

 私たちの関係はあまりいいものではないのだけれど、どうも憂には自慢らしい。

唯「うらやましい?」

梓「そっ、そんなことは! 私だって憂とは仲良いですしっ」

続きを読む

続きを見る(外部サイト)