憂「BLACK」

憂「BLACK」

0003以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2010/08/19(木) 21:59:06.44ID:4k7iEOPOO
読経の声が高くなって、黒い服を着た人たちが一斉に立ち上がり、通路に並び始めた。

腕賞をした人が三列になるようにそれを仕切っている。

しばらくすると、黒服の間にブレザー姿がまじり始めた。

桜ヶ丘高校から来た参列者だ。

高校生たちは前を見られずに立っている。

一目をはばからず涙をぽたぽた落としている者もいれば、中には焼香壇まで待たずに崩折れてしまう者もあった。

隣に座っている中野梓が私の肩に手を置き静かに涙を流している。

「唯先輩……」

遺影を見上げ彼女はそう呟くと制服の袖で涙を拭った。

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